CANONデジタル一眼のロシア製カスタムファームウェア「Magic Lantern」の超絶ハック機能「DUAL-ISO」が面白い
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2018.09.05

CANONデジタル一眼のロシア製カスタムファームウェア「Magic Lantern」の超絶ハック機能「DUAL-ISO」が面白い

CANONのデジタル一眼にはユーザーの作ったカスタムファームウェアMagic Lanternってのがあります。

動画も撮影出来ない機種でRAW動画を実現したりとかハックしまくりなのですが、その中のDUAL-ISOって機能がちょっとスゴイので紹介します。
↓普通に撮影した写真


↓Magic LanternのDual-ISO機能でISO100&ISO1600、シャッタースピード1秒で撮影した写真。

めっちゃ白飛びしてますが、代わりに夜空の雲まで映っています。しかし何か色合いがおかしいと思いませんか?この写真をピクセル等倍まで拡大してみると。。。。。↓

分かります?1ラインごとにISO100とISO1600で読みだしているんです。すなわちこの写真は縦の解像度が半分になりますが、2つのISOで撮影した場合の情報が含まれているんです。もちろんこの情報を有効活用するためにRAWで撮影する必要があります。うちのCANON EOS Kiss X6iはRAW撮影の解像度が5184×3456あるんで、縦方向に解像度が半分になってもそんなに問題無いかな。まだフルHD以上の解像度はあります。

ただ、この特殊なDUAL-ISO撮影したRAWDATA(拡張子CR2)を有効活用する方法が非常に限られています。「cr2hdr」というコマンドラインにツールがあるので↓
これで変換するとこんな画像になります。↓(CR2ファイルからDNGという別の形式のRAW画像に変換される)
確かにHDRになってますが、デフォルト設定だとあまり面白味はないかな。変換時下記のようなテキストが出力されており、2種類の明暗画像をどのようにHDR処理しているかの情報があります。また変換時に様々なオプションを選ぶことが出来ます。

cr2hdr: a post processing tool for Dual ISO images

Last update: 06fae84 on 2017-12-03 23:53:11 UTC by alex:
cr2hdr: experiment - yet another exposure matching algorithm

Active options:
--amaze-edge : use a temporary demosaic step (AMaZE) followed by edge-directed interpolation (default)
--cs2x2 : apply 2x2 chroma smoothing in noisy and aliased areas (default)
--wb=graymax : set AsShotNeutral by maximizing the number of gray pixels (default)

Input file : IMG_1974.CR2
Camera : Canon EOS Kiss X6i (unknown, assuming 5D Mark III)
Full size : 5280 x 3528
Active area : 5208 x 3476
Black borders : 72 left, 52 top
Black level : 2044
ISO pattern : BddB RGGB
White levels : 15326 14292
Noise levels : 25.60 9.17 8.91 25.10 (14-bit)
Linear fit : y = 16.6302*x - 5.65
Linear fit : y = 16.6296*x - 5.40
Linear fit : y = 16.6293*x - 5.40
Linear fit : y = 16.6291*x - 5.40
Linear fit : y = 16.6288*x - 5.39
ISO difference : 4.06 EV (1663)
Black delta : 9.79
Black adjust : -0.7
Dynamic range : 10.54 (+) 8.90 => 12.96 EV (in theory)
Looking for hot/cold pixels...
Hot pixels : 1173
Cold pixels : 3025
AMaZE interpolation ...
Amaze took 1.55 s
Edge-directed interpolation...
Semi-overexposed: 13.40%
Deep shadows : 44.99%
Horizontal stripe fix...
Full-res reconstruction...
ISO overlap : 3.5 EV (approx)
Half-res blending...
Chroma smoothing...
Building alias map...
Filtering alias map...
Smoothing alias map...
Final blending...
Noise level : 80.23 (20-bit), ideally 79.92
Dynamic range : 13.37 EV (cooked)
Black adjust : 0.1
AsShotNeutral : 0.55 1 0.52, 4259K/g=0.97 (gray max)
Output file : IMG_1974.DNG (already exists, overwriting)
IMG_1974.DNG : copying EXIF from IMG_1974.CR2


個人的には、単純に2つの画像に分割してくれるアプリがあればよかったのですが、見つけられませんでした。2つの画像にしてくれればPhotomatrixというHDR化専用ソフト持っているのでそのソフトを使って色々調整したHDR画像を作れるのですが。

まあ、カメラ本体にはHDR撮影機能はありますが、うちのカメラだと複数枚数を撮影する方式で動いているものを撮影するとブレちゃうのでこの機能は利用価値あるかと

CANONのRAW(.CR2)を処理して2つの画像に分離するスクリプトでも自分で作ろうかとも思ったけど、簡単に使えそうなライブラリが見つからなかった。RAWのくせにlossless-JPEGで圧縮されているらしいし

下記に.CR2のフォーマットの解析結果の情報があった
以下のGIMPで使えるRAW読み込みプラグインが使えそう
あとDNGファイルの取り扱いが出来るアプリをAndroid、Windowsとも持ってなくて色々と取り扱いに困りました。

追記
HDR合成方法は大きく2種類の方法がありcr2hdrはHDR結合方式、Photomatrixは露光融合とHDR結合方式両方出来るとのこと

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 Keyword:Android/375 アプリ/423 キヤノン/21



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